当院大腸カメラの特長
肛門から盲腸まで挿入したのち、引き抜きながら観察を行います。10mm以下の小さいポリープであればその場で切除いたします。
大腸は長く蛇行しておりますので、内視鏡が大腸の壁にあたり痛みやハリ感が生じてしまいます。
そのために当院では以下の工夫を行い、疼痛の軽減に努めております。
痛み軽減
極力送気をしないことで大腸を伸ばさずに挿入する「無送気軸保持短縮法」で挿入します。
腸を伸ばさないので痛くありません。
辛さ軽減
硬さを自由に変化できる硬度可変細径内視鏡を使用します。
腸に合わせて硬さを調整できるため、辛さが軽減されます。
ハリ感軽減
速やかに吸収される炭酸ガス送気装置を使用することで、腹部のハリ感が少なくなります。
リラックス
鎮静剤を使用することで、リラックスした状態で受けることができます。
当院では内視鏡による観察の際に空気の代わりに炭酸ガスを送気する装置を使用しております。
従来は空気を使用するとおなかの張りや膨満感、違和感を伴うことが多く、内視鏡検査時の苦痛につながっておりました。
炭酸ガスは空気よりも消化器に吸収されるスピードが200倍程度も速いため、消化器内にとどまる時間が大幅に短くなります。
このため、体への負担が大幅に軽減し、おなかの張りを感じなくなった、と大変喜ばれております。
高品質な診断をご提供する最新鋭内視鏡システム
AI内視鏡
(CADEYE)
AI技術を活用してポリープ等の病変をリアルタイムに検出・鑑別します。
視覚(緑色の枠)と聴覚(アラーム音)で知らせてくれるため、検出感度が飛躍的に向上します。
最新鋭の内視鏡検査システム
(エルクセオ7000)
高出力4LED光源を用いることにより従来と比較し明るく鮮明な画像を実現しています。
また、状況に応じて多彩な観察モードを使い分けることで、より精度の高い観察が可能で、微小な病変も見逃しません。
大腸カメラの勧め
以下のような症状の方には大腸カメラをお勧めしております
- 便秘、便が細い
- 血便、便潜血検査陽性
- 下痢
- 貧血
- 体重減少
- 以前ポリープや癌があった方
- 潰瘍性大腸炎、クローン病
内視鏡検査の流れ
大腸カメラ検査の流れ
3日前までに来院もしくはWEB予約、またはお電話にてご予約ください。
検査前2週間から3日前までに一度ご来院ください。
処方や事前検査がございます。
朝から検査食を召し上がってください。
服薬はいつも通りで結構です。
19時以降
食事は摂らないでください。お水やお茶は構いません。
21時
下剤を服用ください。
起床~
食事は摂らないでください。
8時
洗腸剤(モビプレップ)を1時間半くらいかけて服用します。
その間喉が渇いたら、お水やお茶を飲んでも構いません。
※服用中・服用後に、吐き気・おう吐・腹痛・寒気・冷や汗等、気になる症状が現れた場合は服用を中止し、クリニックにご連絡ください。
排便状態の確認を行います。
排便回数、色などをお聞きします。
着替え、点滴等の検査準備を行います。(鍵付きロッカーを準備しています)
検査時間は個人差ありますが、15~30分ほどです。
ポリープ切除を行う場合は、時間が長くなることがあります。
検査中に鎮静剤を使用した場合は、30~1時間程度休んでいただきます。
鎮静剤を使用した場合は、半日ほど眠気が残ることがあります。
自動車・バイク・自転車の運転は危険です。
必ず公共交通機関をご利用の上来院してください。
ご高齢の方や帰宅途中に不安のある方は、ご家族の方と来院してください。
日帰り手術
大腸カメラの際、10mm以下のポリープが見つかった時には、患者さんの同意のもと、その場で安全に切除いたします。
切除の際に痛みはありません。
切除時に少量出血しますが、その場で止血を確認して終了いたします。
帰宅後に下血する場合が稀にありますが、安静で自然に止まる場合がほとんどです。
出血量が多い時にはご連絡ください。
検査費用
※すべて3割負担の場合